健康こぼれ話
歯の健康
歯の健康vol.2
2010-01-12
みなさん、新年いかがお過ごしでしょうか?さて、早速ですが、前号の続きです。お口の中の細菌を増やさないようにするには、どうすれば良いのか?今回は、お口の中の、2大悪玉菌である虫歯菌、歯周病菌のうち、歯周病菌に的を絞ってお話をさせていただきます。
まず、歯周病菌の棲み家は、プラーク(歯垢)です。プラークが無ければ歯周病にはなりません。ただ、プラークが多少残っていても、すぐに歯周病になるわけではないようです。これは、唾液のお陰です。唾液には、お口の中の細菌をやっつける、抗菌作用があります。しかし、夜、寝ているときは、唾液の分泌が少なくなり、この間に、歯周病菌が増殖し、歯周病を引き起こすようです。つまり歯周病は、寝ているときに最も進行するといえます。朝目覚めたときに、お口の中がネバネバするのは、寝ているときに、歯周病菌等が増殖した結果であり、かつ、もう少し磨きましょうというサインなので、心当たりのある方は、もう少し磨くようにしてみて下さいね。出来れば15分間くらい、磨いて頂けると嬉しいですね。
というわけで、1つ目の答えは、「夜寝る前は、たっぷり磨き、プラークを出来る限り少なくする。」これは歯周病菌を少なくすることに直結するので、歯周病予防の基本です。次号では、基本から一歩踏み出した話をさせていただこうと思います。